日ごとの聖書(3月7日)

本日の通読箇所「使徒言行録13:13~25」

パウロとその一行は、パフォスから船出してパンフィリア州のペルゲに来たが、ヨハネは一行と別れてエルサレムに帰ってしまった。

(使徒言行録13章13節)

13節に、ヨハネ(マルコ)が一行と別れてエルサレムに帰ってしまったという出来事が書かれています。その理由には何も触れず、ただ事実だけが簡単に述べられています。一体彼に何があったのでしょうか。

実はこの出来事は、のちにパウロとバルナバとの間に口論を引き起こし、別行動をもたらすきっかけとなります。しかしこのとき、パウロはヨハネに対して何か言ったとは書かれていません。「去る者は去るがいい」という思いなのでしょうか。

パウロはコロサイやガラテヤという聖書でも聞いたことのある場所に近い、ピシディア州のアンティオキアで語り始めます。そこにはユダヤ人もいました。彼らはディアスポラとして、共同体を形成していました。