日ごとの聖書(8月 1日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書8:40~56」

ときに、十二年このかた出血が止まらず、医者に全財産を使い果たしたが、だれからも治してもらえない女がいた。

(ルカによる福音書8章43節)

今日はこの「12年間出血の止まらない女性」(長血の女と呼ばれることもあります)にスポットを当てたいと思います。血が止まらないことは不浄であること、つまり宗教的に汚れていることを示します。会堂にも入れず、社会からも阻害されていたでしょう。

彼女は会堂長ヤイロと共に歩くイエス様の姿を見ます。その様子から、何か大変なことが起こったのではないかと想像はしたでしょう。また周りにいる群衆も、彼女とイエス様とを分け隔てていました。

しかし彼女は、イエス様の服の房に触れました。イエス様にすがるしかない彼女は、たった一人でイエス様のそばに行き、憐れみを求めました。その彼女の心にイエス様は気づき、足を止めたのです。イエス様はそのような一人にも、目を向けられるのです。