日ごとの聖書(10月 17日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書1:1~18」

初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。

(ヨハネによる福音書1章1節)

今日からいよいよヨハネ福音書に入っていきます。しかし今日の箇所を読んで、難しさを感じたのはわたしだけではないと思います。毎年降誕節に読まれるこの箇所は、「ロゴス賛歌」と呼ばれます。

ロゴスは、日本語で「言」と訳されます。「言」一文字で、「ことば」と読みます。わたしたちが日常使っている「言葉」とは異なります。なぜそのようにしたのかというと、「言葉」だけではあらわせない深い意味がそこにはあるからです。

ある方はこの「ロゴス」を、「神さまの思い」と訳しました。神さまの思いが初めからあって、その思いが肉となり、わたしたちの間に宿ったというのです。そしてその神さまの思いこそが、イエス様を通してわたしたちに示された救いなのです。