日ごとの聖書(12月 22日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書19:16b~27」

イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に、「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」と言われた。

(ヨハネによる福音書19章26節)

イエス様の罪状書きにピラトは、「ナザレのイエス、ユダヤ人の王」と書きました。それもヘブライ語、ラテン語、ギリシア語で書いて、誰もが読めるようにしたそうです。ユダヤ人の祭司長に対して、すべて言いなりにはならないぞという意地でしょうか。

十字架のそばには、女性たちに加えて「愛する弟子」がいました。ヨハネ福音書にしか登場しないこの「愛する弟子」を、ヨハネと同一視することもあります。しかしそれとは違った角度で読むこともできます。

母と愛する弟子とは、他人です。しかしイエス様の言葉によって、二人は家族となりました。これが教会の原点なのではないでしょうか。イエス様の執り成しによって、わたしたちが神の家族とされていく。教会はその集まりなのです。