日ごとの聖書(8月30日)

本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一5:4~8」

だから、古いパン種や悪意と邪悪のパン種を用いないで、パン種の入っていない、純粋で真実のパンで過越祭を祝おうではありませんか。

(コリントの信徒への手紙一5章8節)

イエス様はルカ福音書13章20~21節で、「神の国を何にたとえようか。パン種に似ている。女がこれを取って三サトンの粉に混ぜると、やがて全体が膨れる」とたとえられました。このときは肯定的に、パン種を用いておられました。

パウロは、古いパン種を取り除きなさいと命じます。古いパン種とはコリントの人たちが教会に連なる前に持っていた、生活習慣や価値基準なのかもしれません。過越祭のときにすべてのパン種(酵母)が取り除かれたように、あなたたちも新しくなりなさいと言うのです。

わたしたちも洗礼を受けるときに、古い自分を捨て、新しく生きることを目指します。古いものにこだわっていてはいけません。教会も同じです。古いものに固執するときに、全体が腐敗してしまうこともあるかもしれないのです。