日ごとの聖書(3月1日)

本日の通読箇所「創世記16:7~12」

主の御使いはまた言った。「今、あなたは身ごもっている。やがてあなたは男の子を産む。その子をイシュマエルと名付けなさい 主があなたの悩みをお聞きになられたから。

(創世記16章11節)

サライがつらく当たるため、ハガルは我慢できずに、サライの前から逃げ出してしまいます。アブラムもハガルではなくサライの味方になったため、とても辛かったのではないかと思います。

そのハガルの元に、主のみ使いがやって来ます。イエス様の降誕物語の中のマリアへの受胎告知のように、「やがてあなたは男の子を産む」と告げ、その子の名前を「イシュマエル」にするように伝えます。

「イシュマエル」とは、「主は聞きいれる」という意味です。ハガルの苦しみが、神さまに聞かれたのです。ただし彼は「兄弟すべてに敵対して暮らす」と預言されます。そのせいか、ユダヤ教ではイシュマエルのことを、よこしまな人物と見ていたようです。