日ごとの聖書(10月 21日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書1:43~51」

イエスは答えて言われた。「いちじくの木の下にあなたがいるのを見たと言ったので、信じるのか。もっと偉大なことをあなたは見ることになる。」

(ヨハネによる福音書1章50節)

ヨハネ福音書はアンデレとペトロの召命物語の次に、フィリポとナタナエルの物語を描きます。フィリポは他の福音書の12弟子リストにも登場しますが、ナタナエルはヨハネ福音書にしか登場しません。

バルトロマイがナタナエルと同一人物だという説もありますが、イスラエル12部族の数を想起させる「12弟子」にするため、便宜的にリストを作成したのでしょう。イエス様の弟子の中には女性もいたというのも、最近では定説になっています。

・アンデレ同様、フィリポも伝道者とされました。イエス様に従ったフィリポは、すぐにイエス様のことをナタナエルに伝えます。ヨハネ福音書は、伝道する弟子の姿をわたしたちに示しているのです。※このフィリポは使徒言行録8章に出てくる福音宣教者フィリポとは別人です。