本日の通読箇所「ヨハネによる福音書7:40~44」
こうして、イエスのことで群衆の間に対立が生じた。
(ヨハネによる福音書7章43節)
イエス様の言動は、ユダヤの人たちに戸惑いと対立を引き起こしていきました。「メシアはダビデの子孫で、ダビデのいた村ベツレヘムから出ると、聖書に書いてあるではないか」という言葉は、わたしたちにも疑問を抱かせます。
というのもわたしたちは、イエス様がユダヤのベツレヘムで生まれたと、マタイ・ルカ福音書を通じて聞いているからです。イエス様がベツレヘムで生まれたという伝承は、広く伝わっていなかったということでしょうか。
いずれにせよ、自分の知識だけを頼りに物事を判断するときに、人々の間に対立が生じるということを、わたしたちも心に留めておかなければならないと思います。神さまの前に、「絶対」ということはありえないのですから。