日ごとの聖書(11月 27日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書11:28~37」

イエスは涙を流された。

(ヨハネによる福音書11章35節)

マルタがマリアに「先生がいらして、あなたをお呼びです」と耳打ちすると、マリアはすぐに立ち上がり、イエス様の元に向かいます。イエス様が来られたと聞いても動かなかった体が、「自分を呼んでいる」と聞いたときに動いたのです。

彼女もまたイエス様に、「~なら、死ななかったでしょうに」と訴えます。ここまではマルタと同じ言葉です。しかしその後が続きません。涙があふれて、言葉に詰まってしまったのでしょうか。

イエス様は憤りを覚え、心を騒がせます。そして涙を流されました。この涙は、何の涙なのでしょうか。自分が来たのに泣き続けることへの悲しみでしょうか。それとも人間を悲しみに陥れる力に対してのものでしょうか。ただ理由はどうであれ、一緒に泣いてくださるイエス様の姿をいつも心に留めたいと思います。