日ごとの聖書(12月 13日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書16:4b~15」

言っておきたいことは、まだたくさんあるが、今、あなたがたには理解できない。

(ヨハネによる福音書16章12節)

イエス様の告別説教が続いていきます。弟子たちはなぜイエス様がこれほどまでに真剣に語られるのか、だんだん分かってきたことでしょう。イエス様が自分たちの元から離れていかれるという現実を、受け入れざるを得なかったのです。

しかしイエス様は、ご自分が去ったあとに弁護者を遣わすことを約束されました。弁護者とは聖霊のことです。弁護者は罪や義、裁きについて、世の誤りを明らかにします。つまり聖霊によって、それまで見えなかったものが見えるようになるのです。

そしてイエス様は、「今、あなたがたには理解できない」と言って、言葉を止めます。この「理解できない」という訳は、新しい聖書では「耐えられない」と変えられました。わたしたちが苦しみにも耐えられるように、弁護者である聖霊は与えられるのです。