本日の通読箇所「創世記10:6~20」
カナン人の領土は、シドンから南下してゲラルを経てガザまでを含み、更に、ソドム、ゴモラ、アドマ、ツェボイムを経てラシャまでを含んだ。
(創世記10章19節)
次にハムの子孫です。彼の子孫の名前の中には、エジプト、カナン、ラマ、シェバ、バベル、アッシリア、ニネベ、ペリシテ人、エブス人、アモリ人、そしてソドム、ゴモラなど、聖書の他の箇所に出てくる地名や民族が多くみられます。
そしてその多くは、あまりいい意味で用いられていません。エジプトはイスラエルの民を奴隷として扱いました。バベルはバビロニア(バビロン)のことで、イスラエルの民はこの国に捕囚として長い期間連行されました。
ハムの子孫たちがイスラエルの民と対立しているのは、ハムがノアの裸を見たからだと聖書は説明します。そしてノアの「カナンは呪われよ 奴隷の奴隷となり、兄たちに仕えよ」という言葉を、ユダヤの人たちは今も信じているから、争いが絶えないのです。