本日の通読箇所「創世記47:20~26」
彼らは言った。「あなたさまはわたしどもの命の恩人です。御主君の御好意によって、わたしどもはファラオの奴隷にさせていただきます。」
(創世記47章25節)
エジプトの飢饉が続く中、ヨセフの政策によって人々の銀、家畜、土地はファラオのものとなりました。さらに人々は僕(新共同訳聖書では奴隷)としてファラオのために働くことを誓いました。さてヨセフは人々をどのように扱うのでしょうか。
ヨセフは人々に、種を与えて土地に蒔くように伝えます。無償で与えるわけです。そして収穫をしたら、五分の一、つまり20%はファラオに治め、残りは自分のものにしなさいと命じるのです。
この政策は、人々の目には寛大なものだと映りました。土地も種もファラオのものだから、もっと搾り取ることもできたはずです。しかしヨセフはそうしませんでした。その結果、人々の忠誠心がファラオの元に集まることになったのです。