日ごとの聖書(7月 15日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書5:17~26」

イエスはその人たちの信仰を見て、「人よ、あなたの罪は赦された」と言われた。

(ルカによる福音書5章20節)

当時、様々な病気は神さまからの罰だと考えられていました。その人(あるいは肉親)が罪を犯したから病気になったのだと、人々は考えていました。中風とは体の一部が麻痺する病気です。きっとたいへんな罪を犯したに違いないと考えられていました。

・しかし、その「罪人」とされていた人に、手を差し伸べる人たちがいました。彼らは歩けないその人を床に乗せ、イエス様の元につれて行きます。さらに家に入れないと知ると、屋根に上り瓦をはがして、その人を床ごと群衆の真ん中に降ろします。

イエス様は、その人たちの信仰を見られて、罪の赦しを宣言されます。病気の人ではなく、その仲間の信仰を良しとされたのです。病気の人を見捨てず、イエス様の元に連れて行き、願い求める。これはわたしたちの教会にも求められる姿勢なのではないでしょうか。