本日の通読箇所「出エジプト記2:1~10」
そのとき、その子の姉がファラオの王女に申し出た。「この子に乳を飲ませるヘブライ人の乳母を呼んで参りましょうか。」
(出エジプト記2章7節)
ここからモーセの生い立ちに入ります。祭司の家系であるレビの子孫の男女が結婚し、男の子を産みます。男の子はナイル川に投げ込まないといけませんでしたが、そんなことができるわけもなく、3か月間こっそり隠していました。
しかしもう隠しきれないと思い、パピルスの籠に入れ、水草の茂みに置いていました。赤ちゃんの姉(いつの間に生まれたのでしょう?)が遠くから、その様子を探っていたところ、ファラオの娘がそれを見つけます。
赤ちゃんはファラオの娘によって、モーセと名付けられました。「引き上げた(マーシャー)」に由来するエジプト名です。モーセの姉の機転により、赤ちゃんは実の母親の母乳によって育てられます。そして大きくなったモーセは、ファラオの宮廷で育つことになります。