本日の通読箇所「出エジプト記1:15~22」
「お前たちがヘブライ人の女の出産を助けるときには、子供の性別を確かめ、男の子ならば殺し、女の子ならば生かしておけ。」
(出エジプト記1章16節)
イスラエルの人々が増え続けるのを見て、ファラオは恐ろしい決断を下します。それはヘブライ人(イスラエル民族と同じ意味で使われています)が子どもを産んだときに、男の子であれば殺せということです。
ファラオはこの命令を、シフラとプアという助産婦に対して告げました。二人だけですべてのヘブライ人の出産を助けたとも思えませんが、彼女たちはこの命令を拒みます。神さまを畏れていたからでした。
「ヘブライ人の女性は丈夫だから、自分たち助産婦が到着する前に子どもを産んでしまう」という信じられないような嘘で、彼女たちは窮地を免れます。そこでファラオは、「生まれた男の子はすべてナイル川に投げ込め」という新たな命令を下すのです。