日ごとの聖書(4月30日)

本日の通読箇所「使徒言行録22:12~16」

アナニアは言いました。『わたしたちの先祖の神が、あなたをお選びになった。それは、御心を悟らせ、あの正しい方に会わせて、その口からの声を聞かせるためです。

(使徒言行録22章14節)

パウロは強い光の輝きのために、目が見えなくなりました。しかし彼はそれ以前から、本当のものが見えず、キリスト者を迫害してきました。これは神さまが、「あなたは本当は見えていない」ということを教えられた出来事です。

パウロの元に、アナニアという信仰のあつい人がやってきました。彼はパウロに「兄弟」と呼びかけます。教会でも「兄弟」「姉妹」とお互いを呼ぶことがあります。神の家族として、受け入れた証ともいえます。

パウロはこの話をすることによって、ユダヤの人たちも自分は神の家族であるということを、思い出してほしいと思ったのかもしれません。見えなかったものを、自分と同じように見てほしいと願ったのでしょう。