本日の通読箇所「使徒言行録16:11~15」
ティアティラ市出身の紫布を商う人で、神をあがめるリディアという婦人も話を聞いていたが、主が彼女の心を開かれたので、彼女はパウロの話を注意深く聞いた。
(使徒言行録16章14節)
パウロは次に、フィリピへと行きます。フィリピはマゲドニア州第一区の都市で、ローマの植民地でした。しかし「フィリピの信徒への手紙」が書かれたように、そこにも教会共同体が生まれていきました。
そこでパウロは、集まって来た女性たちに話をします。残されている手紙の内容から男尊女卑のイメージが強いパウロですが(この考えは個人的なものですが)、福音を女性たちにも分け隔てなく伝えています。
その中に、リディアという女性もいました。彼女はパウロたちを招き入れ、家に泊めさせます。それは主が、彼女の心を開いたからです。神さまの導きと招きに心を委ねるときに、神さまは新たな道を開いてくださるのです。