日ごとの聖書(5月17日)

本日の通読箇所「使徒言行録26:1~3」

王は、ユダヤ人の慣習も論争点もみなよくご存じだからです。それで、どうか忍耐をもって、私の申すことを聞いてくださるように、お願いいたします。

(使徒言行録26章3節)

パウロはアグリッパ王の前で、弁明する機会が与えられました。こういうとき、わたしたちだったらどのようなことを語るでしょうか。「わたしは無罪です!」、「ユダヤ人がひどいんです!」。

わたしたちだったらきっと、自分が解放されることをまず目標にして、一生懸命語ると思います。しかしパウロはそうはしませんでした。パウロは自分のこれまでの生き方について、語り出します。

そしてその中でイエス・キリストに出会い、変えられたことをアグリッパ王に伝えるのです。パウロのこの弁明は、彼による宣教でした。自分の信仰を、一切隠すことなく伝えていくのです。