日ごとの聖書(1月 13日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書5:21~30」

しかし、わたしは言っておく。兄弟に腹を立てる者はだれでも裁きを受ける。兄弟に『ばか』と言う者は、最高法院に引き渡され、『愚か者』と言う者は、火の地獄に投げ込まれる。

(マタイによる福音書5章22節)

旧約聖書の中には、「十戒」と呼ばれる決まりがあります。「わたしのほかに神があってはならない」から始まり、「殺してはならない」、「盗んではならない」といった10の戒めを、神さまはモーセを通して人々に与えました。

人々はそれらの「律法」を守ることで神さまの前に正しい者とされると信じていました。そして「律法」を守ることができない人を「罪人(つみびと)」と呼び、排除していきました。

しかしイエス様は言われます。たとえ人を殺さなかったとしても、人に対して腹を立てたり「ばか」と言ったりすることだけで、裁かれるのです。神さまの前に正しい人など、誰一人いないのです。