日ごとの聖書(1月 14日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書5:31~37」

しかし、わたしは言っておく。不法な結婚でもないのに妻を離縁する者はだれでも、その女に姦通の罪を犯させることになる。離縁された女を妻にする者も、姦通の罪を犯すことになる。

(マタイによる福音書5章32節)

聖書を読んでいると、胸が苦しくなることがあります。それは「~してはならない」という「禁止」の内容が多くあるように思えるからです。今日の聖句もその一つです。

当時の人々は律法や昔の人の言い伝えを根拠として、自分たちの都合の良いように物事を解釈していきました。「離縁状」も「誓い」もその一つでした。しかし例えば、男性の都合で簡単に離縁される女性の存在は、無視されていました。

イエス様の「~してはならない」という言葉。その言葉の裏には、「自分の解釈や都合で聖書を理解するな。神さまの思いを曲げるな」という思いがあるのかもしれません。神さまのみ心は、すべての人に愛を届けるということです。