本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙5:12~14」
このようなわけで、一人の人によって罪が世に入り、罪によって死が入り込んだように、死はすべての人に及んだのです。すべての人が罪を犯したからです。
(ローマの信徒への手紙5章12節)
創世記3章には、アダムとエバが蛇にそそのかされて、神さまが「食べてはいけない」と命じた木の実を食べた物語が載せられています。そのときに神さまは、アダムとエバを楽園から追い出しました。
それ以来、わたしたち人間と神さまとの間には、大きな溝が生まれました。神さまとの関係が正しくない状態、これを罪と呼びます。つまり人間は生まれながらにして、罪を背負っているのです。この罪を「原罪」と呼びます。
この罪によって、本来人間の死は滅びを意味していました。死に支配されている中で生きる、それがわたしたちの姿だったのです。しかしそこにイエス様が来られ、「アダムの罪」ごと背負われたのです。