本日の通読箇所「創世記36:1~8」
エサウはこうして、セイルの山地に住むようになった。エサウとはエドムのことである。
(創世記36章8節)
創世記25章27節以下に、エサウがヤコブに長子の権利を譲る場面がありました。そのときエサウは、「お願いだ、その赤いもの(アドム)、そこの赤いものを食べさせてほしい。わたしは疲れきっているんだ」とヤコブに願いました。
その「赤いもの(アドム)」という言葉から、彼はエドムとも呼ばれたと聖書は説明しています。このようにして、エドム人の祖先はエサウであると聖書は描いているのです。
エドム人は、古代パレスチナに居住したセム系民族で、偶像崇拝をしていました。そのためユダ王国としばしば争い、また神さまの怒りを買っていたという記述もあります。もともと兄弟民族であったのに、悲しいことです。