日ごとの聖書(4月 3日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書26:6~13」

この人はわたしの体に香油を注いで、わたしを葬る準備をしてくれた。

(マタイによる福音書26章12節)

マタイ2章には、東方からやって来た占星術の学者たちがイエス様に贈り物をする場面が描かれています。黄金、乳香、没薬というものを献げと聖書は記します。

乳香というのは、油のことです。当時のユダヤでは人が亡くなると、火葬や土葬ではなく、岩山にある横穴などに入れ、入口を石でふさいでいました。そのため遺体は自然に腐敗していたそうです。

その腐敗を遅らせるために、亡くなった人の身体に油を塗っていました。ですからこの女性がおこなったことは、まさに葬りの準備だったのです。彼女は自分ができる最高のことを、イエス様に対しておこないました。