日ごとの聖書(9月 5日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書15:11~32」

だが、お前のあの弟は死んでいたのに生き返った。いなくなっていたのに見つかったのだ。祝宴を開いて楽しみ喜ぶのは当たり前ではないか。

(ルカによる福音書15章32節)

この物語を、自分の信仰生活に重ね合わせる方は多いと思います。神さまの元を離れ、好き勝手生きて来たけれども、ある日神さまからいただいてきた恵みに気づく。そしてもう一度神さまの元に戻ろうと決心する。

物語では、父親に謝ろうと家に向かう弟を見つけた途端、遠く離れていたにも関わらず走り寄り、抱きしめる父親の姿が描かれます。ずっと弟が帰ってくるのを待ちわびていたのでしょう。その姿を見て手放しで喜ぶ。それがわたしたちに対する神さまの姿です。

一方兄は、弟が父親に受け入れられたことに腹を立てます。わたしたちの教会はどうでしょう。神さまの方に向き直った人が受け入れられるときに、心から共に喜び祝う教会でありたいものです。