本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙9:27~29」
また、イザヤはイスラエルについて、叫んでいます。「たとえイスラエルの子らの数が海辺の砂のようであっても、残りの者が救われる。
(ローマの信徒への手紙9章27節)
創世記22章には、イサクをささげよという主の言葉を守ろうとしたアブラハムに対して主の御使いが言った言葉が書かれています。「あなたを豊かに祝福し、あなたの子孫を天の星のように、海辺の砂のように増やそう」。(創22:17)
その言葉に対しパウロは、「たとえイスラエルの子らの数が海辺の砂のようであっても、残りの者が救われる」と叫んだ預言者イザヤの言葉を引用します。たとえ「血統」が良くても、救いの中に入れるとは限らないのです。
しかし神さまは、ソドムやゴモラが一瞬にして滅ぼされたように、イスラエルの子らを滅ぼすことはなさいませんでした。当時の教会には異邦人だけではなく、ユダヤ人も含まれていたようです。神さまはすべてを滅ぼすのを思いとどまられていたのです。