日ごとの聖書(9月10日)

本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一8:1~6」

そこで、偶像に供えられた肉を食べることについてですが、世の中に偶像の神などはなく、また、唯一の神以外にいかなる神もいないことを、わたしたちは知っています。

(コリントの信徒への手紙一8章4節)

次にパウロは、「偶像に供えられた肉」を食べて良いかについて言及します。コリントには異教の神々が崇められ、その神殿には犠牲の動物がささげられていました。その肉はまず、神殿祭司が自分たちの物として取り分けていました。

その残りが市場などに出回るのですが、一度他の神々にささげられたものは避けなければいけないとユダヤの人たちは考えていたようです。キリスト教の信徒の家に地蔵盆のお下がりが届けられたらどうするか、そういうことでしょうか。

コリントの一部の人たちは、偶像自体に意味がないのでそのような肉は何の恐れもなく食べられると考えていました。しかしその「強い人」は、食べることのできない「弱い人」を見下してしまいます。パウロはそのことを、指摘していきます。