本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一9:11~18」
同じように、主は、福音を宣べ伝える人たちには福音によって生活の資を得るようにと、指示されました。
(コリントの信徒への手紙一9章14節)
パウロはテント職人として、収入を得ていました。昨日の箇所では、「なんで自分も使徒なのに、みんなは金銭的に支えてくれないの?」と文句たらたらのようにも思えましたが、今日は違います。
「こう書いたのは、自分もその権利を利用したいからではない。それくらいなら、死んだ方がましです」とパウロは書きます。もしも「わたしたちの献金をあなたの伝道に用いて下さい」と言われても、「いや、いらない」と断るということでしょう。
だからすべての伝道者は、教会からの補助を受けずにやりなさいというわけでは決してありません。「弱い者に配慮しなさい」とコリントの人たちに言っておいてこう宣言するパウロは、正直矛盾しているように思います。