日ごとの聖書(12月3日)

本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙二12:19~21」

あなたがたは、わたしたちがあなたがたに対し自己弁護をしているのだと、これまでずっと思ってきたのです。わたしたちは神の御前で、キリストに結ばれて語っています。愛する人たち、すべてはあなたがたを造り上げるためなのです。

(コリントの信徒への手紙二12章19節)

パウロのコリント訪問の目的は、コリントの人たちの霊的な養いに尽きます。しかしこのままでは、お互いの期待とは外れた現実に失望し、かえって混乱するのではないかとパウロは心配します。

「期待していたけれども、会ってみると思ったのとは違った」ということは、わたしたちの生活の中でもよくあることです。それは想像の中で理想が大きく膨らんでしまうからでしょう。

それと同時に、「どうせここには来ないだろう」と安心しきって堕落することもあるでしょう。コリントの人たちが、そうでした。そのような中では、久しぶりに出会えた喜びよりも、失望が上回るのです。