日ごとの聖書(12月4日)

本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙二13:1~4」

なぜなら、あなたがたはキリストがわたしによって語っておられる証拠を求めているからです。キリストはあなたがたに対しては弱い方でなく、あなたがたの間で強い方です。

(コリントの信徒への手紙二13章3節)

パウロは、「わたしがあなたがたのところに行くのは、これで三度目です」と繰り返します。仏の顔も三度という言葉があります。「今度そちらに行ったら、容赦しません」というパウロの言葉には、強い警告の思いがあるようです。

パウロは一度目の訪問で教会をたてましたが、二度目の訪問でコリントの状況に心を痛めました。その悲しみと怒りの中で、この手紙は書き記されました。彼はコリントの人たちに、悔い改めを求めます。

しかし一方で「キリストはあなたがたの間で強い方です」とも語ります。イエス様は十字架の前に弱くされました。しかし復活され、わたしたちは命を与えられました。弱さの中で本当の強さを与えられたことを思い返しなさいということかもしれません。