日ごとの聖書(1月20日)

本日の通読箇所「詩編10:12~18」

あなたは必ず御覧になって 御手に労苦と悩みをゆだねる人を 顧みてくださいます。不運な人はあなたにすべてをおまかせします。あなたはみなしごをお助けになります。

(詩編10編14節)

昨日の場面で、「神さまは隠れておられるのか」と嘆いた作者ですが、今日の詩の最後には「この地に住む人は 再び脅かされることがないでしょう」という言葉を書きます。この間には何があったのでしょうか。

そこにあるのは、神さまは「貧しい人」を決して見捨てられないという確信です。「貧しい人」というのは、自分自身のことかもしれませんし、誰かを思い浮かべてのことかもしれません。

ともかく詩編の作者は、神さまはご自分を一番必要としている人のところに来てくださると確信します。神さまに頼るしかない自分を感じるときに、この詩編の言葉は自分のものとなっていくのです。