日ごとの聖書(4月25日)

本日の通読箇所「詩編49:14~21」

しかし、神はわたしの魂を贖い 陰府の手から取り上げてくださる

(詩編49編16節)

わたしたちが神さまの元に帰るとき、何ひとつ携えていくことはできません。お金や財産を持っていようがいまいが、家族が多かろうと少なかろうと、死は誰にも同じように起こることです。

14節に、「自分の力に頼る者」という表現があります。神さまに与えられた恵みを自分で得た富だと勘違いし、その富を得ることこそが幸せだと感じる人のことでしょう。富を所有することで、自分の存在価値を高めようと思う人もいます。

ただここで、作者は救いの言葉を伝えます。「神はわたしの魂を贖い 陰府の手から取り上げてくださる」という言葉には、わたしたちが何もかも失ったとしても、神さまは魂を必ず守られるという信頼があるのです。