日ごとの聖書(6月20日)

本日の通読箇所「創世記42:17~28」

ほかの兄弟たちに言った。「戻されているぞ、わたしの銀が。ほら、わたしの袋の中に。」みんなの者は驚き、互いに震えながら言った。「これは一体、どういうことだ。神が我々になさったことは。」

(創世記42章28節)

ヨセフは兄たちを、三日間牢獄に入れました。ヨセフが牢に入れられていた期間からすると、わずかな時間かもしれません。しかし回し者だという疑いを掛けられた彼らにすると、生きた心地がしなかったでしょう。

ヨセフは兄たちに提案します。誰か一人を牢に留まらせて一番下の弟を連れてくるようにと。それを聞いた彼らは、ヨセフに対して犯した罪によってこの状況が生まれたと悟ります。そして「彼らの言葉」で言い合います。

その言葉は、ヨセフの耳にも届いていました。彼らの嘆きの声が聞こえ、ヨセフは涙を流します。ヨセフと兄たちとの間にあった溝が、少しだけ埋まった瞬間でした。