日ごとの聖書(5月 15日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書7:24~30」

ところが、女は答えて言った。「主よ、しかし、食卓の下の小犬も、子供のパン屑はいただきます。」

(マルコによる福音書7章28節)

聖公会の祈祷書181頁に、「近づきの祈り」と呼ばれる祈りがあります。その中で「わたしたちは、み机から落ちるくずを拾うにも足りない者ですが、主は変わることなく常に養ってくださいます」と声を合わせて祈ります。

今日の箇所に出てくる「シリア・フェニキアの女性」は、いわゆる異邦人でした。神さまの救いの中には入れられていないと考えられていた人たちでした。しかし彼女はイエス様に食い下がることによって、救いの門をこじ開けたのです。

わたしたちもこの祈りを唱えるときに、本来であれば救いの中に入れられなかったはずの自分にも、救いの手が差し伸べられたことを感謝したいと思います。