日ごとの聖書(2月14日)

本日の通読箇所「創世記12:4~6」

アブラムは、主の言葉に従って旅立った。ロトも共に行った。アブラムは、ハランを出発したとき七十五歳であった。

(創世記12章4節)

奈良基督教会では、75歳になると教会委員への被選挙権がなくなります。つまり簡単に言うと、75歳が定年だというわけです。しかしアブラムは、75歳の時に新たな道を神さまに示されました。

アブラムは175歳まで生きたそうですから、まだこの時は人生の折り返し前とも言えます。しかし長年暮らしてきた場所を離れ、寄留者として知らない土地に行くことには、大変な勇気と決断が必要だったことでしょう。

しかしアブラムは、神さまが告げられたことに従い、家族を連れて出かけます。そこには他に、何も書かれていません。アブラムは、ただ神さまの言葉を信じたのです。これがアブラムが、「信仰の父」と呼ばれる所以です。