本日の通読箇所「出エジプト記4:1~9」
「こうすれば、彼らは先祖の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神、主があなたに現れたことを信じる。」
(出エジプト記4章5節)
神さまの名前を聞いたモーセでしたが、なかなか神さまの言うとおりに行動しようとはしません。新共同訳聖書では1節に、「モーセは逆らって」と書かれています。(新しい聖書では「モーセは答えた」とだけ書かれていますが)
神さまはそこで、二つのしるしを与えます。一つはモーセの杖が蛇に変わるというものです。アダムとエバの物語にも出てきた蛇は、人々から忌み嫌われていました。その「悪魔の象徴」のような蛇を操れば、人々に恐れを抱かせることもできるでしょう。
また手を懐に入れると、手が重い皮膚病(新しい聖書では「規定の病」)になるというしるしも与えられました。宗教的な汚れを意味するこの皮膚病は、人々に大変恐れられていました。さらにナイルの水を血に変えるしるしまで与えられました。