日ごとの聖書(2月16日)

本日の通読箇所「創世記12:10~20」

ところが主は、アブラムの妻サライのことで、ファラオと宮廷の人々を恐ろしい病気にかからせた。

(創世記12章17節)

アブラムは約束の地カナンに入りますが、その地に飢饉が起こります。そこで彼らは、エジプトへと下っていきます。37章以降のヨセフ物語の中でも、エジプトは作物が豊富な土地として描かれます。ナイル川の恵みはそれほどすごかったのでしょうか。

エジプトに近づいたときアブラムは、妻のサライに「妹」と名乗るように言います。これと同じような物語は聖書の他の箇所にも見られますし、聖書以外にも伝えられています。

サライはアブラムより10歳年下でした。アブラムは少なくとも75歳ですから、サライも65歳以上ということになります。そしてそもそもウソをついたのはアブラムなのに、ファラオに神さまの怒りが下されるのは少しかわいそうにも思います。