本日の通読箇所「出エジプト記5:1~9」
しかも、今まで彼らが作ってきた同じれんがの数量を課し、減らしてはならない。彼らは怠け者なのだ。だから、自分たちの神に犠牲をささげに行かせてくれなどと叫ぶのだ。
(出エジプト記5章8節)
ここからファラオとモーセとのやり取り(交渉)が始まります。一国の王に、奴隷状態の民の代表が相対します。よく会ってもらえたな、とは思いますが。モーセはこのとき、財産などは持っていませんでした。ただ神さまの権威に従っているだけです。
そして案の定、ファラオはモーセの言うことに耳を傾けませんでした。モーセは三日の道のりをかけて荒れ野に行かせてほしいと願いました。往復では約一週間です。それだけの期間労働力を失うことは、ファラオにとって考えられない事でした。
ファラオはそこで、命令を出します。その命令は、イスラエルの人々にとっては重荷となることでした。今まで支給してきたわらを、自分たちで集めよというのがその命令です。しかも作るれんがの量は減らさずにです。