本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一7:1~7」
わたしとしては、皆がわたしのように独りでいてほしい。しかし、人はそれぞれ神から賜物をいただいているのですから、人によって生き方が違います。
(コリントの信徒への手紙一7章7節)
ここからパウロは、コリントの信徒から出た質問について答えていきます。ただしこれはパウロの牧会的配慮の中から書かれた答えであって、絶対的な真理ではないことにも注意が必要です。
コリントの教会の中には、禁欲を重んじそれを尊ぶグループと、すべてのことが許されているからと性的放銃に走るグループとがあったようです。その両者が互いに反目し合い、パウロに助言を求めてきたのでしょう。
パウロの答えをそのまま現代のわたしたちが読むと、首をひねってしまう表現も出てきます。しかしここでパウロが言いたいのは、「人によって生き方が違います」ということです。わたしたちもそれぞれの生き方を尊重していきたいものです。