日ごとの聖書(7月 27日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書7:36~50」

二人には返す金がなかったので、金貸しは両方の借金を帳消しにしてやった。二人のうち、どちらが多くその金貸しを愛するだろうか。

(ルカによる福音書7章42節)

ユダヤでの食事は、多くの場合扉が開けられた状況でおこなわれていたようです。また招かれた人は寝転がって足を投げ出し、肩ひじをついて食事をしていたようです。だからこの女性はイエス様の足元に行くことは容易にできたのでしょう。

ただしその行動は、してはならないことでした。なぜなら彼女は「罪深い」女性だったからです。それでも彼女は、イエス様に対してただただ愛を示します。イエス様は彼女のおこないを「信仰」だと認めました。

彼女は多く赦されたから、多く愛すのだとイエス様は言われます。わたしたちはどうでしょうか。どれだけの借金を帳消しにしてもらっているでしょうか。「わたしは自分の力で借金を返した」、「わたしにはそもそも借金はない」、そう思ってはいないでしょうか。