本日の通読箇所「ルカによる福音書7:18~35」
主のもとに送り、こう言わせた。「来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか。」
(ルカによる福音書7章19節)
ルカによる福音書ではイエス様と洗礼者ヨハネとの対比が多く語られます。誕生が天使によって予告される、天使に名前を告げられる、妊娠中に母親同士が出会う、洗礼者ヨハネの誕生の半年後にイエス様が生まれる。
聖書は洗礼者ヨハネを旧約最後の預言者と位置づけます。彼は荒れ野で悔い改めを叫び、断食をしました。しかし彼がいくら叫んでも、人々は神さまの前に本当の意味で「正しい者」とはなれなかったのです。
イエス様はナザレの会堂で宣言した通り、弱く小さくされた人を立ち上がらせるために来られました。自分の力ではどうすることもできない人たちが、もう一度神さまとの正しい関係に戻ること、それが神さまの願いであり、イエス様を遣わされた意味なのです。