日ごとの聖書(2月26日)

本日の通読箇所「創世記15:17~20」

日が沈み、暗闇に覆われたころ、突然、煙を吐く炉と燃える松明が二つに裂かれた動物の間を通り過ぎた。

(創世記15章17節)

昨日のアブラムの夢の場面は、「日が沈みかけた頃」の出来事でした。今日の箇所は「日が沈み」から始まるので、アブラムが眠った時間はそれほど長くなかったようです。神さまがアブラムを無理やり眠らせた、ということでしょう。

「煙を吐く炉と燃える松明」という具体的な言葉が出てきますが、その中に燃える「炎」は神さまの臨在のしるしだと考えることができます。出エジプトの「火の柱」や使徒言行録の聖霊降臨の物語でも、炎が想起させられます。

神さまはこれらの出来事によって、アブラムと契約を結ばれました。言葉だけではなく儀式を通しても、「土地を与える」という約束が締結されたのです。しかしこの聖書の記述によって、たくさんの民族が苦しめられているという事実も忘れてはなりません。