日ごとの聖書(2月25日)

本日の通読箇所「創世記15:12~16」

主はアブラムに言われた。「よく覚えておくがよい。あなたの子孫は異邦の国で寄留者となり、四百年の間奴隷として仕え、苦しめられるであろう。

(創世記15章13節)

神さまが夢の中で語り掛ける場面は、聖書によく見られます。アブラムは夢の中で、自分の子孫の未来について知ることになります。ただし自分自身は、良き晩年を迎えて葬られ、安らかに先祖のところに行くと告げられていますが。

この夢が「出エジプト」のことだと、ユダヤの人たちはすぐに気が付くでしょう。アブラムの子孫が400年の間奴隷としてエジプトに仕えること、そのエジプトを神さまが裁かれること、そして多くの財産を携えてエジプトから出てくることを神さまは告げるのです。

この夢はアブラムに対して予告をするという意味合いよりも、出エジプトの出来事が神さまのご計画であることを強調します。すべては神さまによる救済の歴史なのです。