日ごとの聖書(7月11日)

本日の通読箇所「創世記47:27~31」

ヤコブは、エジプトの国で十七年生きた。ヤコブの生涯は百四十七年であった。

(創世記47章28節)

ヤコブの一族は家畜を飼って生活しており、土地を持ってはいませんでした。そのため飢饉が来ると、彼らはたちまち食糧に困るようになりました。飢饉の中では誰も農作物を分けてくれないからです。

エジプトの地でも、彼らはいわゆる寄留者でした。生活が保障されているとはいえ彼らはよそ者でした。ヤコブはそこで17年生きましたが、心の中には生まれ故郷に帰りたいという思いがあったのかもしれません。

ヤコブはヨセフに願います。自分が死んだときには、先祖たちと同じ墓に葬って欲しいと。エサウとの件で一度ヤコブは家を出ました。一度は戻りますが飢饉のために、次はエジプトまで来ました。それでも自分の故郷に葬られ、先祖の列に加わりたいと願ったのです。