日ごとの聖書(8月1日)

本日の通読箇所「出エジプト記3:13~22」

神はモーセに、「わたしはある。わたしはあるという者だ」と言われ、また、「イスラエルの人々にこう言うがよい。『わたしはある』という方がわたしをあなたたちに遣わされたのだと。」

(出エジプト記3章14節)

イスラエルの民をエジプトの手から救い出すように言われたモーセですが、簡単に「そうですか」とはなりませんでした。それはそうでしょう。突然命令されても、自分にそのような力があるとは到底思えないからです。

モーセはまず、神さまの名前を聞きます。エジプトの王ファラオの元で育ってきたモーセにとって、神は複数存在するものでした。だから名前を聞いたのかもしれません。しかしイスラエルにとって、神は唯一でした。

ですから、「〇〇神」といった呼び名はありませんでした。その代わり「わたしはある」と、自分はどのような神だということを伝えます。これは、「存在し続ける神」ということなのでしょうか。新しい聖書ではこの部分が、「わたしはいる」となっています。