日ごとの聖書(2月 20日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書13:44~52」

天の国は次のようにたとえられる。畑に宝が隠されている。見つけた人は、そのまま隠しておき、喜びながら帰り、持ち物をすっかり売り払って、その畑を買う。

(マタイによる福音書13章44節)

マタイによる福音書は、ユダヤ人を対象に書かれたと考えられています。そのため、「預言者たちを通して言われていたことが実現した」といった表現が多くみられます。

今日の箇所はマタイによる福音書にしか出てきません。「隠された宝」、「悪いものが捨てられる」といった表現は、選ばれた民とそうでない人々との対比と読み取ることもできそうです。

わたしたちは「選ばれた民」ではありません。しかし神さまはわたしたちに宝を示し、良い真珠を与えて下さいます。大切なのはそれをどうするかではないでしょうか。その宝や真珠を自分の懐に隠し、自分のためだけに用いることを、神さまは望んでおられるでしょうか。