日ごとの聖書(9月 21日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書20:9~19」

そこで、ぶどう園の主人は言った。「どうしようか。わたしの愛する息子を送ってみよう。この子ならたぶん敬ってくれるだろう。」

(ルカによる福音書20章13節)

今日のたとえを聞いた民衆は、「そんなことがあってはなりません」とイエス様に言いました。「そんなこと」とは、農夫たちが跡取りまでも殺してしまったことでしょうか。それとも殺されるのが分かっているのに、ぶどう園の主人が息子まで送ったことでしょうか。

このぶどう園の主人とは、神さまのことです。農夫たちに何度裏切られても辛抱強くしもべを送り続け、最後には愛する息子を送ります。殺されるのが分かっているのに、十字架につけられるのが分かっているのに、愛する独り子を送られる神さまのことです。

人々はしかし、イエス様を捨てました。自分たちだけの力で家を建てようとする、またぶどう園の収穫を自分たちだけのものにする。とても傲慢です。しかしそのときに人々が捨てたイエス様の十字架によってのみ、わたしたちは救われるのです。