日ごとの聖書(8月16日)

本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一1:4~9」

わたしは、あなたがたがキリスト・イエスによって神の恵みを受けたことについて、いつもわたしの神に感謝しています。

(コリントの信徒への手紙一1章4節)

パウロはまず、コリントの人たちが神さまの恵みを受けたことについて感謝していると書きます。コリントは、エーゲ海とアドリア海を隔てた場所にあるギリシアの都市でした。そのため、多くの文化が混ざり合っていました。

劇場や市場だけでなく、神秘宗教の神殿もあったと言われるコリントでは、様々な神々が信仰の対象となっていました。その中においてあなたがたは、キリストに結ばれたとパウロは書きます。

ここまでを読むと、パウロはコリントの人たちを手放しで褒めているようにも見えます。しかし明日以降、パウロの語調は勧告へと変わっていきます。どのようなことをパウロは語っていくのか、わたしたちも心して聞いていきたいと思います。