日ごとの聖書(5月11日)

本日の通読箇所「創世記33:1~4」

エサウは走って来てヤコブを迎え、抱き締め、首を抱えて口づけし、共に泣いた。

(創世記33章4節)

ついにヤコブがエサウと再会する日が来ました。20年ぶりのことです。しかしヤコブは、気が気ではありませんでした。エサウが自分に騙されたことをまだ根に持っていて、自分を殺そうとしていたらどうしよう、そのことばかりが気になったようです。

そこでヤコブは、自分の子どもたちをその母親ごとに振り分けます。ヤコブには二人の妻レアとラケルがいました。さらに二人の妻の召し使いたちにもそれぞれ子どもがいました。ヤコブは召し使いとその子たちを先に行かせ、次にレアと子ども、最後にラケルと子どもを行かせます。

自分の大切な者を後ろに回し、殺されることがないようにしたのです。召し使いやその子たちは、そういうことも受け入れなければならなかったのです。しかしエサウは、ヤコブを泣きながら迎え入れました。