日ごとの聖書(5月10日)

本日の通読箇所「創世記32:23~33」

その人は言った。「お前の名はもうヤコブではなく、これからはイスラエルと呼ばれる。お前は神と人と闘って勝ったからだ。」

(創世記32章29節)

「ヤボクの渡し」の箇所を読むたびに、「矢切の渡し(細川たかし)」を口ずさんでしまうのは、わたしだけでしょうか。ヤコブは夜中に妻とその従者、子どもたちを引き連れて、ヤボクの渡しを渡らせます。しかしヤコブだけは後に残りました。

そこで突然、格闘が起こります。どういう経緯でそうなったのかは不明です。ヤコブは腿の関節を外されますが、格闘した相手から祝福を受けます。その相手は、神さまでした。

この場面は、ヤコブの祈りだと解釈されることがあります。夜中じゅう祈り、必死になって神さまからの祝福を求めるヤコブの姿こそ、わたしたちが目指すべき祈りの姿勢だというのです。関節が外れるほどの激しい祈り、想像してみましょう。