日ごとの聖書(1月1日)

本日の通読箇所「使徒言行録1:1~5」

イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された。

(使徒言行録1章3節)

今年は使徒言行録からガラテヤの信徒への手紙までを少しずつ読んでいきたいと思います。使徒言行録の冒頭には、「テオフィロ様」という呼びかけがあります。彼はルカ福音書1章3節にも登場した人物です。

つまりこの使徒言行録は、ルカによる福音書の続編(第二巻)として記されたことが分かります。ただしルカ福音書によると復活日の夕方にイエス様は昇天したことになっていますが、使徒言行録では40日間使徒たちと共にいたと書かれています。

イエス様がどれくらいの期間、どこにいたのかはそれほど重要ではないということでしょう。イエス様が共に食事をし、神の国について話され、聖霊による洗礼を約束されたということだけが大切なのです。